簡易防音室の性能比較!ドラムにも使える?

簡易防音室の性能比較!ドラムにも使える?

定番の簡易防音室3つの性能を比較してみました。費用や遮音性能、重さ、ドラムにも使えるのか、などについて現役のドラマーが調べてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

定番の簡易防音室3選

だんぼっち

だんぼっち モデル だんぼっちグランデ
費用(税込) 107,800円
*別途送料
外寸/内寸(mm)(H×W×D) 2090×1100×1100/1920×1040×1040(約1畳)
遮音性能 Dr-30相当(500Hz)
重さ 35.52kg

ニコニコの「歌ってみた」などでもユーザーが多いリーズナブルな簡易防音室のだんぼっち。その名のとおり特殊なダンボールを使って防音をしています。

公式サイトで公開している測定データでは、壁からの距離1mで、5つの周波数*で約Dr-30、1kHz帯では約Dr-40ほどの防音性能を記録しています。
*125Hz、250Hz、500Hz、2kHz、4kHz

しかし、声のを目的としている防音室のためドラムはおろか楽器使用にもあまり向いていないでしょう。実際にYoutubeでテストされた動画では、縦笛やウクレレでも音漏れが確認できます。
昼間に歌の練習をしたり、周りの音を遮断して一人の部屋が欲しい方には良いかもしれません。

VERY-Q/宮地楽器

VERY-Q/宮地楽器 モデル HQP1870 Booth Se
費用(税込) 425,196円
外寸/内寸(mm)(H×W×D) 2030×1870×960/1930×1770×860(約1畳)
遮音性能 Dr-30相当(1kHz)
重さ 約84kg

宮地楽器のVERY-Qには、吸音タイプと吸音+防音タイプがありますが、こちらは後者の吸音+防音タイプです。だんぼっちの倍以上の重さがあり、こちらも遮音性能はDr-30程度となっています。

Youtubeにある動画では、吸音タイプしか確認できませんでした。そちらは多少の音もれはありますが、防音性能がプラスされたこちらはさらに遮音効果が期待できるでしょう。

ただし、広さ的にドラムは難しく、もし使ったとしてもDr-30程度ではほとんど意味をなしません。アコースティック楽器や歌の練習なら、試してみる価値はあるでしょう。

アビテックス/ヤマハ

アビテックス/ヤマハ モデル AMDB12H
費用(税込) 702,000円
*組立費・運送費等別途
外寸/内寸(mm)(H×W×D) 2069×1443×1443/1964×1325×1325(1.5畳)
遮音性能 Dr-35相当
重さ 320kg

ヤマハのアビテックスです。だんぼっちの10倍ほどの重さがあり、遮音性能はDr-35相当となっています。上記2モデルと似た性能ですが、Youtubeの体験動画を確認すると、高い防音効果が実感できます。(ギターの弾き語り)

バリエーションも豊富で4.3畳(税込245万円)まであるため、ドラムセットを置くことはできますが、ドラムに使うにはやはり遮音性能が物足りません。とはいえ一階で下階への振動の心配がなければ、電子ドラムでヘッドホン練習ならできるかもしれません。

245万円も払うなら、少し予算を足して防音工事を検討してみてもいいでしょう。

ドラムはスタジオ練習しかない?

ヤマハの200万円を超えるような高性能な簡易防音室でも、ドラムには不十分であることがわかりました。ではドラムはスタジオで練習するしかないのでしょうか?

頻繁に練習をするドラマーなら、長期的に見ると防音工事の方が費用を抑えられる可能性があります。防音工事というと「自分にはムリ」と思ってしまうかもしれませんが、冷静にリハにかけている費用を計算してみましょう。

リハスタにかかる費用

用途 頻度 費用
個人練習 2時間×週2回 個人練習代756円×2時間×2回=3,024円
バンド練習 3時間×週1回 部屋代3,000円×3時間÷メンバー4人=2,250円
駐車場代 毎回 1,000円×週3回=3,000円
1週間計 - 8,274円
年間計 (52週計算) 8,274円×1年(52週)=430,248円

以上のように、ちょっと精力的に活動している方なら、年間43万円もかかってしまうんです。10年間で430万円。十分に防音工事を検討できる予算です。
また、自宅でリハができるようになると、スタジオまでの往復時間や毎回のドラムセッティングにかける時間などを短縮できるメリットもあります。
また、あなたの年収から時給を計算し、往復やセッティングにかかる時間を給料換算してみると、スタジオに通うのがバカらしくなるかもしれません。

ドラムを心置きなく練習したいなら、簡易防音室では遮音性能が全然足りません(そもそもドラムを想定していない)。今リハにどれぐらいかかっているかを見直し、防音室もぜひ検討してみてくださいね。